日立インダストリアルプロダクツの製造・販売する無人搬送車(AGV)について、製品数、運搬性能、走行性能、誘導方式、搬送物重量のほか、無人搬送車の特徴、導入事例をまとめています。
株式会社MonotaROが茨城県笠間市に新設した「笠間ディストリビューションセンター」にRacrewを154台納入。
物流業務の自動化・省力化に貢献。さらに出荷量拡大に合わせ、Racrewを増車。約250台の大型システムとなります。
参照元:日立インダストリアルプロダクツ(https://www.hitachi-ip.co.jp/products/logistics/products/racrew/index.html)
日立インダストリアルプロダクツの手がけるRacrewは、専用の棚やパレットの下から潜り込むようにして棚ごと運搬する、低床型の無人搬送車です。
あらかじめ工場や倉庫の床に設置したマーカーに沿って分速40~60mの速さで走行し、リチウムイオン電池の自動充電機能も搭載しているため省力化に大きく貢献します。
Racrewの専用棚には、二面ラック、四面ラック、ハンガーラック、パレットの4種類があり、用途に合わせた棚を選択可能です。
日立インダストリアルプロダクツの小型無人搬送ロボット「Racrew」は、工場や倉庫などの物流現場における作業員の負担軽減や業務効率化に貢献する低床型AGVです。Racrewは専用棚の下面に潜り込み、棚ごと持ち上げて搬送する低床型AGVで、従来作業員にとって大きな負担であった「歩く」という業務を無人化できます。専用棚は、ユーザーが実際に取り扱う商品の格納形態に合わせて最適な種類を選べるため、幅広い商品の保管やピッキングに対応できます。同社が独自に開発した最適化アルゴリズムによって同時に数百台のRacrewを制御できるため、大規模な現場への複数台導入も安心です。実際にRacrewの導入実績があるユーザーの業種としては、食品や医薬品といった製造業をはじめとして、アパレルや日用雑貨を取り扱う小売業、倉庫業などがあり、幅広い現場の作業効率向上に貢献しています。
日立インダストリアルプロダクツは、創立100年以上の歴史を持つ日立グループの中で大型産業機器事業を担う会社として、2019年に設立されました。
日立グループがこれまで培ってきた技術力を活かして、製造業やエネルギー資源などの分野を主な事業領域として現場機器の開発に取り組んでいます。
取扱製品には無人搬送車などの物流・輸送システムの他にも、電機制御システムや圧縮機など、幅広い産業機器が魅力です。
走行性能 | 全方向、前進 |
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誘導方式 | マーカー誘導方式 |
搬送物重量 | 500kg~750kg |
住所 | 〒100-8280 東京都千代田区丸の内一丁目6番6号 |