田辺工業の製造・販売する無人搬送車(AGV)について、製品数、運搬性能、走行性能、誘導方式、搬送物重量のほか、無人搬送車の特徴、導入事例をまとめています。
無人搬送車(AGV)は、省人化や効率化の観点から、近年注目を浴びている物流技術。その魅力に迫りました。
インターネット上に、導入事例に関する情報はありませんでした。
田辺工業の手がける無人搬送車・WYNシリーズには、用途に合わせて低床型と縦型の2種類。
低床型には、車体寸法が小さいWYN-200(横638mm×縦838mm×高500mm)と、中型のWYN-500(横638mm×縦1338mm×高580mm)があります。
それぞれレールや誘導体を必要としないガイドレス走行で、前後進やスピンターンが可能です。
縦型のWYN-700は、狭いところでも走行可能なスリムな作りとなっており、低床型と同様にレーザーレンジを用いたガイドレス走行に対応。
WYN200、WYN-500、WYN-700のいずれも、バッテリー残量が少なくなると自動で充電ステーションへ向かう、非接触充電システムを搭載しています。
田辺工業のAGV WYN-200は、コンパクトな設計かつ積載荷重200kgのパワフルさを兼ね備えた低床型AGVです。PLCと呼ばれる走行制御技術を搭載しており、高い自己位置保持制度や停止制度を実現しています。最小通過幅700mm、旋回径921mmと小回りの効く走行が可能なため、狭い空間や入り組んだルート、もしくは大量生産現場における複数台の導入などに最適なAGVと言えます。
田辺工業のリフトアップ旋回テーブルは、プラスチックコンテナの搬送や受け渡しに最適なAGVです。既存の受け渡し設備と連携させて使用することによって、正確な走行や停止制御が可能になります。複数台の一括制御を可能にする運行管理システムを採用しており、ユーザー側の生産管理システムとも連携可能なので、大量搬送が必要なケースなどにも柔軟に対応して生産性向上に貢献します。
田辺工業は1969年に新潟で設立し、東京、大阪、名古屋などの主要都市をはじめとして国内に複数の支店・営業所を構える設備機器メーカーです。
国内のみならず、タイ、シンガポール、中国などアジア地域を中心に子会社を展開しており、最近では三菱FAタイの展示会に無人搬送車を出展するなど、海外展開にも注力しています。
官公庁との取引実績もあり、技術開発はもちろん太陽光発電所の建設や、コスモス栽培など環境保全に考慮したCSR活動にも、積極的に取り組んでいます。
走行性能 | 全方向 |
---|---|
誘導方式 | レーザー誘導方式 |
搬送物重量 | 100kg~500kg |
住所 | (本社)〒942-0032 新潟県上越市大字福田20番地 |