さまざまな製品の製造を行っている、大手メーカーのパナソニック。このページでは、パナソニックが手がける無人搬送車(AGV)の特徴を中心にご紹介します。
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パナソニックが提供するAGVは1種類のみですが、さまざまな場面で活用できる汎用性の高さが特徴です。一般的な磁気誘導のAGVとは異なり、パナソニックのAGVは無軌道で、自律走行が可能になっています。電子地図を用いて自身の位置を推定し、設定されたルートにもとづいて走行します。なお、走行ルートは専用のソフトウェアで自由に設定できます。
AGVは底床型で、高さは132mm。コンパクトなため、地上高が低い台車・パレットの下も容易に潜り込めます。最大800kgまで積載可能なため、さまざまな現場・施設で活用できます。
パナソニックのAGVは、独自の制御ソフトとセットでの使用を前提にしていますが、最大で100台まで同時制御を可能にしています。仮に100台がいっせいに動き始めたとしても、AGV同士が衝突することなく、設定されたルートに沿って走行します。
多くの設備や機器、資材が複雑に置かれている現場や、延床面積の多い大規模な物流倉庫でも安心。AGVを導入することで、業務の大幅な効率化が期待できます。
パナソニックでは、AGVを一台から運用可能なトライアルパッケージも提供しています。専用のサーバーや、無線ネットワークの整備が不要なため、1日で立ち上げできるのが特徴。走行ルートには制約がありますが、トライアルとあるとおり、AGVの試験導入には最適です。
もし複数台のAGVが必要になった時は、フルパッケージングへのアップグレードにも対応しています。試験的に運用したい場合、導入を検討してはいかがでしょうか。
パナソニックの自動搬送ロボットは、床面の工事や対象ワークの改造といった追加投資を最小限に抑えつつ走行ルート変更に対応できる柔軟なAGVです。本体は低床型になっているため、既存のカゴ台車の下面に潜り込んで持ち上げることが可能です。電子地図をもとに自走するため、磁気テープの貼り付けといった工数もかかりません。
パナソニックの群制御システムソフト GCS-100を使えば、最大で100台のAGVを同時に動かすことが可能です。自社開発の群制御技術を駆使して、無線アクセスポイントと連携することで、多種多様な設備が混在する運搬現場においても一つひとつのAGVを衝突させることなく動作させる優れたシステムです。
AGVを提供しているパナソニック・システムソリューションズ・ジャパンは、主に法人向けのSI事業を手がける会社。パナソニックのグループ会社の一つで、業界ごとに多彩なソリューションを提案しています。
走行性能 | 前進60m/分・後進12m/分 |
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誘導方式 | 電子地図に基づく自己位置推定誘導方式 |
搬送物重量 | 800kg |
住所 | (パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社 本社)〒104-0061 東京都中央区銀座8丁目21番1号 汐留浜離宮ビル |