ZMPの製造・販売する無人搬送車(AGV)について、製品数、運搬性能、走行性能、誘導方式、搬送物重量のほか、無人搬送車の特徴、導入事例をまとめています。
倉庫3Fと1Fの往復には距離にして約100m、時間にして8分程掛かります。1日の往復回数は約30回発生するため移動に掛かる時間は240分になります。
CarriRo AD+を導入した結果、この240分/日が不要となり、ピッキング作業に専念できるようになりました。
600kgまで一度に搬送できる能力のお陰で小物から重量物まで搬送でき、作業員への負荷軽減にも効果がありました。
また人とロボットが共存できる仕組みは作業スペースの有効活用にも繋がり、検討段階で懸念していた導線の確保もできました。
ADについては、2020年10月に新設された物流センターにて本格的に稼働させ、約3ヶ月が経過しました。
導入効果としては、現状の試算値となりますが、1日あたり約30㎞、ひと月で約300時間と50人分の歩行削減効果と考えてます。
またCarriRoの音声やデザイン性、操作性についての庫内作業者からの評判も良く、庫内に直ぐ馴染んでくれました。
CarriRoを導入した結果、弊社で見えた効果は大きく2点でした。1つは、作業の「ムダ」を減らすことができた点です。
これまで、ロールボックスパレットを搬送する作業は多くが片道作業で、搬送し終わった作業員は手ぶらで構内を移動して戻ることが多く、無駄の多い作業でした。
これをCarriRoに置き換え、効率化を図ることができました。
ZMPの無人搬送車「CarriRo(キャリロ)」シリーズには、スタンダードな台車&パレット搬送タイプをはじめとして、フォークリフトを搭載したCarriRo Forkや、屋外使用や重量物の運搬に特化したCarriRo Tractorなどの種類があります。
場所を問わない柔軟な自律走行や、ニーズに合わせてアドオン機能を付け加えられる拡張性の高さ、さらにはクラウドデータと連携することで複数の機体を連携できる点が特徴です。
ZMPの無人フォークリフトは、同車がこれまでに培ってきた自動運転技術を最大限に活かして開発された製品です。2D-LiDARを用いたレーザー誘導方式によって自走する本製品は、作業スペース床面にルート工事の必要がなく、反射板が見える範囲内では柔軟にルートを設定できるという大きなメリットがあります。積載量は1400kg、移動速度は積載時で時速3.6km、無積載時では時速5.4kmを発揮し、用途に合わせてウォーキータイプとリーチタイプの2種類からお好みの躯体を選べます。
ZMPの自動運転EV牽引車両は、コンピューター制御に対応した牽引型AGVです。空港内や港湾におけるコンテナ輸送や工場敷地内での建屋間の部品や材料の輸送など、近年労働力不足が叫ばれる貨物運搬作業を自動化・無人化することを目的とし、牽引可能な重量に応じて2.5t〜25tまで3種類のタイプがあります。公式サイトによると、2.5tタイプであれば1台あたり15.2万円〜/月から利用可能であり、その他初期費用や保守費用に関しては別途要相談となっています。
ZMPは自律移動ロボットを取り扱うメーカーであり、モノの移動を自動化するCarriRoの他にも、自動運転車両プラットフォーム「RoboCar」の運営や、宅配や警備など様々なシーンで利用できる低速自動運転ロボット「RakuRo」「DeliRo」「PATORO」などの製造を手掛けています。
2001年の創業以来、ロボットが社会のインフラになるように数々の技術開発に注力しています。
走行性能 | 全方向 |
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誘導方式 | 自律移動方式、自動追従方式 |
搬送物重量 | ~25t |
住所 | 〒112-0002 東京都文京区小石川5丁目41番10号住友不動産小石川ビル |